村の真ん中は公園のようになっているので、そこをぐるっと回ることにしました。
しかし、ほんとに人がいない。
「どこにも第一村人がいないよー」
「第一村人はー?」
見かけたのは猫だけ。
ところで、チェコの村にはそれぞれメイポールと呼ばれるものがたっています。
これなんですが。
むかしは英米のメイポールのような意味があったのかもしれませんが、現在は「なぜ立てているのかわからない」と村人さえも意味を知らないオブジェとなっています。
そして、現在の用途?は、メイポールを別の村の人たちが、夜中にこっそり盗むことに成功すると、この村からお嫁さんをもらうことができる、という(ほんとだろうか)ルールのために立ててあるそうです。
実際、夜中に消えることがあるそうで(笑)、ほかの村にもちゃんとメイポールが立っています。
まったく村人と遭遇することなく、バスに戻ったのですが、不意に添乗員さんが「あそこのお店が(たぶんこのバスを見つけて)開けてくれましたよ」と教えてくれたので、みんなで行くことにしました。
ここは
焼き物のお店です。
やっと第一村人発見!(許可もらって撮ってます)
彼がこの陶器を焼いて、奥さんがレジを受け持っていました。
かまから出したお皿も触らせてもらいました。あったかい〜。
「かわいー」「かわいー」
買いまくる日本人たち。
のちにバスに乗ってからガイドさんが「いまの15分で一日分くらいの売り上げでしたねー。かなり喜んでいましたよ」と言っていましたが、
「あれで?」「無表情だったよ?」「わたしたちがうるさくて怒ってるのかと思った」
ガイドさん「チェコ人はシャイなんです〜。かなりごきげんでしたよ」
……まったくわからなかった。
猫の方が表情がわかる……
帰宅後に壁にぶらさげてみました。
独特の家の思い出。