次はモナリザを見に行きますが、その途中にも数々の名画が。
これはよくあるモチーフ、聖セバスチヌスです。
キリスト教徒として殉教するところでしたが、矢のあたりどころがよかったのか、無事に生還した聖人です。
というわけで、この聖人は黒死病の時に、特にあがめられた聖人で(病気イコール矢と考えられていた)、わたしもこの人を描いた絵は山ほど見ているので特に珍しくもないわ〜と思いましたが
この絵では、「本当にこの人を射てよかったんだろうか」と悩むローマ人が描かれていて、なかなか味があると。
これもまた有名な絵ですね。聖アンナ、聖母マリア、イエス様。
しかし、どの名画がどの美術館にあるのか覚えていないので(笑)、これを見た時には、「あ〜、ルーブルにあったのか、これ」と思いました。
「美しい女庭師」
なんでこんな題なのか、ずっと不思議だったんですが、実は、聖母マリア様を地べたにおく、というのはたいへん不敬な行いで、投獄ものなのだそうです。
それで、誰もが「これはあの人だな」とひとめでわかっても、題名はあくまで「女庭師」であると。
そして、最大級の絵画、カナの結婚。
中央に招かれているのがイエス様。お酒が足りなくなったので、奇跡でお酒を出してくれた、というエピソードです。
この絵にはものすごく大勢の人々が描かれていますが
ひとりひとり、それぞれが独立したりっぱな肖像画になるほど、緻密に描き込まれています。
いよいよモナリザですが……ひどい写真ばかり(笑)。
だって、撮れないんだもん!
人の壁で近寄れないんだもん!
むかしはこんなんじゃなかったのに……ちょっと待ってれば順番は回ってきたのに……
とりあえず、モナリザの目がずーっと追いかけてくる、というのだけは撮ってみたかったので
ちょっとずつ移動しながら
モナリザの目が追いかけてくるのを
確認しつつ
なんか、寒気がしたと(笑)。
……ぶっちゃけ、モナリザってあんまり好きな絵じゃないんですよね……怖いよ。