ツアーファイナルが東京ドームで、これのチケット争奪戦に7、8連敗し続けて、ほんとにチケット売ってるのか、と疑いたくなるレベルでしたが、最後の解放席の抽選にダメ元で申し込んでみました。
当選発表が、公演前日の夜9時というギリギリのタイミングで、こんなスリリングなチケット抽選会は初めてでしたね〜。
そして当たりました!
わー。開演が次の日の夕方5時だよ。24時間切ってるよ。
ひさびさに見る後楽園のジェットコースター。
あまりにも突然決まったライブ行きだったので、家でのんびり仕事やらリハビリやらをすませていたら、また遅刻しそうになりました。
ドームの中にはいったのが15分前。間に合ったー。
途中でぼーっとしてたら一駅乗り過ごしてしまうというアクシデントもありましたが、なんとか到着。
大阪の時は泊まるから、ゆっくり最後までいられましたが、地元だと、できるだけ早く帰ってお母さんをお風呂に入れなければならないので、規制退場前に離脱。アンコール最後まで聴いてすぐに飛び出したので、中の記念撮影はできませんでした。
まあ、これはこれでいい感じの写真だし、満足。
解放席だからあまりよく見えないだろうな、と覚悟してたんですが、まず、40ゲートという天井席であることに「うわー、登山か……また階段か!」と年寄りらしい反応をしてしまいました。スタンドの階段って急だよね……
そして天井近くの、ものすごく高い位置で怖かったんですが、視界が開けていて「あれ? けっこういい席?」と一瞬、喜びました。
が、さすがおあまりのおあまりのおあまり席。
レーザーを飛ばす柱が真正面にどーんと立っていて、これがステージの中央とちょうど重なる位置にあって(笑)、ステージのBUMPはいっさい見えないのでした。
いいのよ。歌を聴きにきたんだから。
でも、花道があって、ちょろちょろ出てきてくれるので、意外と見えましたよ。
そして、ステージの正面あたりの席だったので、ミニステージが真下にあって、そこに来てくれた時には肉眼ではっきり見えました。
これ、すごくいい席だったんじゃ?
今回、最初から藤原さんが「歌え、東京ーっ! こんなもんじゃねえだろおーーっ!」とあおってきたので、おお、なんかライブハウスのノリだぞ、と思っていましたが、ミニステージで演奏を初めて、出だしを歌いかけたところで、急に藤原さんが曲を止めて、「話したい事が出てきちゃった」と語り始めました。
この歌を作ったのは20年くらい前で、自分もはたちくらいで、住んでいた部屋はこのステージよりも狭くて、そこでこの曲を書いたこと。
当時は、あまり大勢の前で演奏する機会はなかったけれど、多い時には100人くらい、嵐の日なんかには10人くらいの友達の前で歌っていたこと。
たぶん、大勢の人が聴いてくれている、ということは意識していたけれど、今日、ここで大勢に囲まれて歌いだしたら、あの頃の自分はここにいる人たちに向けて歌っていたというのが実感できたこと。
「今日は、はたちの俺が、はたちの曲を、おまえらに捧げます」
じーん。
二十歳のころの自分は、実はこうして大勢に向けて歌っていたんだ、というのが可視化されたら嬉しいですよねー。
その後も、「大勢のっ……大勢の中のひとりだとか、思ってんじゃねえぞ! 俺は、おまえに会いにきたんだー!」
やだ、かっこいい。
こんな感じで、どうも若いころの自分に気持ちが戻っていたみたいで、テンション高めで最高でした〜。チケット当たってよかった。神様、ありがとう。
あと、席が前回はステージからかなり近くて低い位置、今回は遠くて高い位置だったので、見え方がだいぶ違っていておもしろかったです。前回、ファイヤーがものすごく暑くて、ど迫力だったんですが、遠くから見るとそうでもないのね(笑)。あ、なんかぽやぽやしてる、と思ったら火だった。
そして上から見ると、アリーナをおおっているミストにオーロラが映し出されて、自分たちが雲海の上にいるように思えて、本当にきれいでした。今回のツアー、いちばん演出がきれいだったと思う。
チャマが(うろ覚え)、いま、すごく楽しい!って人もいるだろうし、何もかもがいやで死んでしまいたいと思うくらい辛い人もいると思うけど、そのままの気持ちでいいから、みたいなことを言ってくれたのが優しいなと思いました。無理にがんばれ、とか、元気になってほしい、とか言わないところが、やっぱり優しいなあ。
わたし、チャマは優しい人だと思う。
最後にチャマが、「これから、話したいことがあるーっ! それは、物販の話だーっ!」と叫んでいましたが、ごめん、会場にたどりついたのが遅すぎて、物販に行けなかったよ……
チャマ「新しいグッズ、売り切れて、ごめんねーっ!」
客 まばらな拍手
チャマ「あとで、なんとか、するからーっ!」
客 大きな拍手
チャマ「最初っからあるグッズもっ、買ってってーっ!!」(切実)
そういえば、1500円ガチャのクマ、前回は「全然売れない」とチャマが嘆いていましたが、東京ではめでたく売り切れたらしい。さすがオタクの街、東京。