ここ? しまっているけど‥‥かってにはいっていいの?
はいると、アパートの管理人みたいなおじいさんがにこにこと、「二階だよ」と教えてくれました。
うーん、さすが、むかしリストが実際に住んでいたアパートを、そのまま博物館にしただけあって、普通の民家だ。
ここ? はいってもいいの? なんか、はいりづらいところだなあ‥‥
はいってすぐに、靴カバーをつけるように指示されます。やだ〜、おもしろ〜い。
だいたい、わたしは毎回、博物館にはいるたびに、「フォトOK?」とたずねるのですが、たいてい、「フォトチケットを買え」と言われますね。ここももちろん、別売りですよ。
そして、いよいよフランツ・リスト(リスト・フェレンツ)のお宅訪問!
いや〜ん、すてき〜!! 住みたい!!
子供たち。
趣味のいい部屋。
居心地よさそう。
実は、ヒマつぶしに来ただけで、まったく期待していなかったのですが、とてもすばらしいところでした。
民家の広さしかないから、ぞろぞろと大人数で行く場所ではないかもしれませんが、ふらっと個人的に行くにはいい場所。
肉筆。
存命中にはデスマスクはなかったと思いますが。
この博物館には、何台ものグランドピアノがあるのですが、なかでもこれが、わたしのいちばんのお気に入り。
なんで現代のピアノって味気ないのかなあ。こんなにきれいなら、インテリアにもなるのに。
だって、彫刻だらけなんですよ〜。ピアノ弾けなくても、ほしいよ〜。
きれい、きれい。
窓から見た風景。リストも見た風景。
実は、このあと食事の時、ツアコンさんに「フリータイムはどちらへ?」と聞かれて、「リスト・フェレンツ博物館は、ほんの3部屋くらいしかないし、もともとリストが住んでいた普通のアパートですから、小さいけど、とってもよかったですよ〜」と話したのですが、冷静に考えたら、小さくない。
全然、せまくない。
だって、このでかいグランドピアノがどーんとあって、全然、圧迫感がないんですよ。
こっちの部屋には別のピアノもあるし。
譜面台。
現代のピアノとは大違いのゴージャスさ。
リストの顔つき、ということは特注品ですかね。
それとも、プレゼント?
こっちにもまた別のグランドピアノが。
やっぱり、広いですよね〜。
国会議事堂とか、オペラ座とかが基準になっていたから、感覚が変だったのかも。
肖像画がたくさん。
どれを見ても、なぜかバック・トゥ・ザ・フューチャーのドクを思い出してしまう。
これがいちばんかっこいい。
これがいちばんこわい。
ここにも応接コーナーが。
リストの手。
おっきいな〜。